商品番号:3031280
マルティニークのビンテージラムというと、どちらかと言えば樽の香味が強く出ているという印象を持つ方が多いかもしれません。
代表的な例を挙げますとかつてのラム J.Mやファボリットなどの濃厚で飲みごたえ抜群のラム、シガーと合わせても負けないというイメージでしょうか。
それらのラムと比較して、J.バリーのビンテージラムは対極にあります。
原酒が持つサトウキビの旨味を出来る限り残し、フルーツのアロマや胡椒のようなスパイシーさ、樽の香味などが全体的にうまく混じり合っています。
「優雅で繊細なラムを楽しみたい」という方にうってつけのボトルです。
テイスティングノート
ウッディなアロマが、イチジクやナツメヤシのドライフルーツと混じり合う。背後にはコショウをふったナツメグや優しいフィニッシュのダークチョコレートが感じられる。かすかなロースト香をともなった複雑な余韻。
J. バリーは、マルティニーク島において純粋なサトウキビジュースからラムを生産することを始めた、最初の蒸留所の一つだと言われています。かつては砂糖の小規模生産者で、ペレ山の近くにあるラ・カルベに居を構えていました。しかし1917年、当時エンジニアだったジャック・バリーが買収。アグリコール製法だけでなく、コニャックの生産に感銘を受けて自身のラムをオーク樽で熟成させることを思いつくなど、彼はまさに「熟成アグリコール・ラムの創設者」とも言えるでしょう。 また、当時まだ稀少であった三角形や四角形のボトルを用いることにより、J. バリーの知名度は飛躍的に向上。樽の中でゆっくりと時を刻みながら、比類ないアロマが移し込まれたJ. バリーは、パリ農作物コンクールにて数々の賞を受賞しています。
43度 700ml